42万都市・新富山市誕生の行方
(富山県八尾町 深井清作議員が書かれた文章)
(04/09/20) 

42万都市・新富山市誕生の行方深井清作議員)
URL :http://www.fukapi.com/
投稿時間:2004/08/14(Sat) 01:29

富山地域7市町村(富山市、大沢野町、大山町、婦中町、八尾町、山田村、細入村)が合意し、平成15年4月1日に、富山地域合併協議会が設置された。富山地域7市町村の人口は42万人。合併すれば、人口、面積とも富山県のほぼ1/3を占める大都市となる。

富山地域合併協議会は、平成16年7月29日の第16回協議会で、最終協定項目を確認する運びとなった。しかし、八尾町の吉村町長は、7月17日に「単独町政維持」を表明し、7月20日に合併の可否を問う住民投票の実施(8月3日告示、8月8日投開票)を決定した。

議会で合併賛成を表明した9人の議員で組織した「八尾町市町村合併推進議員会」は、「町の将来より、目先の賛否」という図式の住民投票にならないよう、自費制作した合併推進の説明冊子やビラ(数回)を全戸配布し、ミニ集会(30会場以上)や街頭演説で説明責任を果たし、住民に公平・公正な判断を訴えた。

住民投票は若い人の投票が伸び、参議院選挙の投票率(63.5%)を大きく上回る70.07%。賛成7,352票(57%)、反対5,554票(43%)と、賛成票が1,798票(14%)上回り、八尾町民の意識の高さと、良識が示されるものとなった。

市町村合併は、地方分権のしっかりした受け皿づくりである。自治体として一定の面積と人口と財政規模が必要である。今後は、市というのが行政の単位となっていくことは必至である。町村の時代は終わったと心すべきである。

合併は決してバラ色ではない。現在の負担やサービスを可能な限り維持しつつ、これからの10年〜15年で、新しい時代にふさわしい都市づくりと、行政の効率化・スリム化、経営化の徹底と、健全な市政と議会の機能強化をすることである。一番大切なのは、子や孫にツケをまわすことなく、財政状況を改善し、将来とも持続していける健全な新市をプレゼントすることである。

42万都市・新富山市の誕生日は、平成17年4月1日で確認済みである。町の方針と投票結果が反対になった、婦中町(合併離脱多数)、八尾町(合併賛成多数)と大山町(町長リコール選挙実施)の動きが、それを左右しかねない状況にあるものの、最終的には各市町村の9月以降の議会で決めることになると予測している。

まだまだ、思いがけない展開(議会解散や町長辞任など)も考えられるが、気候にも似て合併も、歴史に残る熱い夏、そしてとても冷めた秋となる可能性を秘めており予断を許さない。

市長村合併で大切なのは、民主的な手続きで選ばれた議会でしっかり決めるということである。住民投票を実施して言えること、それは、町をいたずらに二分し、町民を混乱させる住民投票は実施すべきではないということである。もし、実施する場合は、時間をかけ公平な情報を提供し、住民が判断できるような適切な説明が必要である。目先の賛否にこだわり、地域の将来や未来のことを忘れた投票からは何も生まれないし、地域の未来は見えてこない。

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これは、私の依頼原稿記事です。

 この記事は、私が依頼して書き込みをしていただいたものです。

 深作清作さんは、富山県八尾町の議員です。この間の合併運動では、合併推進派で活発に働いておられました。

 現地を取材した時にお会いした議員の方で、以前にメールをいただいていましたので、この際、この合併に関する住民運動の考えと、その結果と今後の見通しを書いていただくようにお願いしたものです。

 全国で、市町村合併をめぐって、様々の対応が起きていますが、こうした当事者の方からご意見をいただくと、各地での参考になると考えます。



 深作清作議員さん、ありがとうございました。(なお、ご依頼にあわせた表題としました)
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