1 復興住宅への移住 (阪神大震災関係記事)


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投稿日 : 2003/01/18(Sat) 09:07
投稿者 : 吉田 つとむ
E-Mail : master@j-expert.com
URL : http://j-expert.com/
題 名 : 復興住宅への移住

 被災者の皆さんにとって、最終的な住居は自前で自宅を再建する方法。これには、倒壊した戸建住宅を更地にして、その跡に再度、戸建住宅を建てる方法がありました。

 二十年来の友人で、神戸市湊川区にお住まいだった佐々木さん(昨年お亡くなりになりました)は、当初「半壊」という認定でしたが、交渉の末、全壊認定に変更され、ようやく新規に住宅再建ができました。以前は住まいのみの建物でしたが、再建後は、1階を店舗として貸し出して、2階を自宅に当てていました。たまたま、通りに面していたことが、そうした、建物とすることができました。幸いにも、店舗がすぐに入っていました。

 また、マンションの場合は、再建が大変でした。マンションの購入費用を全額支払っていた人はよかったのですが、支払い中の人は、以前のローンを支払い続ける義務が生じました。(当時は、自然震災では保険が支払割れていませんでした)

 二十年来の友人で、永井さんは自宅マンションが、マンション居住者の合意が成り立ち、3−4年かかりで再建されました。こうして、マンションを再建した場合は、ローンを二重に支払う義務が生じることになります。そのことで、様々の困難をもたらしました。その永井さんもローンが残っていたようですが、元来が前向きな性格で、見事にマンション再建の取り組みを達成されました。しかし、自宅がこのようにして再建できた人は、もっとも恵まれた人々でした。

 その後、自宅を失った人は無数に存在しています。

 さて、被災者支援関係では、復興住宅という建物が各地に建設されました。震災後6年の平成13年には、ポートアイランドなどをはじめ、各地に震災復興住宅が建設されました。高層のマンションタイプのものですが、自宅ー避難所ー仮設住宅ー復興住宅というように、何度も移転を繰り返し、近隣のお付き合いを失った人を大勢生み出しようです。

 各地で、「孤独死」が発生し続け、生活苦のみでない、この阪神大震災の深刻さを印象付けました。

 一昨年のことですが、自らが被災者で、その救援運動を続けている「上野泰昭さん」が、突然、市長選挙に立候補しました。徒手空拳というやり方で、結果は最下位でした。しかし、その行為に打たれ、現地に応援に出向きました。上野さんは、議員の私よりはるかに演説が上手でした。

 久しぶりに、神戸市内をめぐりました。