町田市議会の情報提供は次のように変わる

記事の掲載理由

 町田市議会は、平成13年6月市議会の冒頭、「町田市議会の改革に関する調査特別委員会調査報告」を議題とした。報告は、委員長の大塚信彰議員が行った。この報告は、委員会で全会一致で採決したものであり、質疑・討論は無く、本会議でも全員一致で採決された。その主旨は、別途報告書として、議長に提出し、議員に配布されたので、その主旨全文を下段に掲載した。
 この中で、会議の放映、議会のホームページ開設、会議記録のインターネット化、フロッピーの複写化、視察の議員報告文添付などは、この委員会が発足した際に、議論のテーマとして文書提出したものであり、ここまで至ったことは感慨深いことである。
 特に、一般的には住民への情報提供など、自民党に関心が薄いと思われて言うが、町田市議会に限っては、少なくともその推進拡大に大変熱心であった。情報公開のエキスパートと名乗り、開かれた議会の推進を図ってきた吉田つとむにとって、所属会派議員の渋谷軍治・岩瀬雄二・黒木一文・井上勉、及び委員長を務めている大塚信彰議員に特に感謝したい。もちろん、議論を重ねた他会派議員の皆さん、特に大西議員・中山議員とのやり取りも印象深いものがあった。そうした真摯な議論が、より開かれた議会につながるものである。

 議会の放映については、本会の放映だけでなく、委員会も放映まで行うことが最終的な課題であるが、現実には、本会議の中継をまず本庁舎から行うと言う程度でスタートする。今後は、実際の放映に当たってのあり方を、議会運営委員会で検討する。(平成13年7月3−6日の委員会視察で、具体的な導入内容を検討する。また、今年6月26−28日の自民党会派の視察でも、議会のTV中継を入れている)
 そうした経過を経て、本年12月議会でTV放映を開始することが、本会議でも決着した。事務当局や行政担当者は機種選定に入るが、議員はこの問題からは遠ざかりたい。

他の問題では、本会議・委員会記録のインターネット化についても重要な議論であった。正規の議事録と、HP記事の会議録の関係が文字の正確性が問題とされたが、インターネット上で議会の審議状況を知らせることを優先した。また、内容の検索・過去の記録についても、市販ソフトの利用を含めて、とにかくスタートさせることを優先した。この議題については、(会派構成の変更に伴い、途中から自民党会派の委員が増員となり)黒木一文議員が委員となったことが、このことを進展させて要因である。黒木議員は、ネットを活用する議員であり、しかも同会派議員である。

 議会の予定等については、インターネットにより情報提供を実施していく、としたのは、定例議会以外の常任委員会・特別委員会の開催を容易に住民に知らせるためである。この問題も、このような形で特記し、今後は会議の開催を全て告知できるようにするためである。

 フロッピーの複写化については、本会議・委員会記録のインターネット化が実現すると、その主旨が達成されるが、ネット上にアップしない「文書類」もあろうから、この課題も事務の効率化につながる。(現に、下段の「町田市議会の改革に関する調査特別委員会調査報告書」も、スキャナーで一度読み取ったものである)

 議会の各委員会の行政視察に当たっては、委員の報告文を行政視察報告書に添付することになった。この報告書策際については、私が総務委員長に就任し、視察野報告文を作成したが、前例のないこととして見送ることにことになって以来のことであり、これまた感慨深いことである。

 土曜・日曜・夜間議会の開催については、開かれた議会・市民への情報提供の観点で、開催を実施することが望ましいと指摘するに留まった。私は、町田市議会の議会開催頻度が高いこともあり、その実現性は部分的な日程に限定され、効果に疑問が多いと考えている。

 この町田市議会の改革に関する調査特別委員会調査報告が終了したことで、今後のこの委員会の審議事項は、「議員の調査活動」を残すのみとなった。議員の調査能力をどのように高めていくか、と言う問題である。吉田は、調査研究費を増やし、もっと研究を容易にする手段を講じるべきと言う見解である。他に、議会事務職員を増やして、職員に議員活動をやってもらおうと言う意見が存在する。

なお、今回の議会の情報提供の審議結果については、議員個人で評価も異なると考えられる。大塚信彰委員長、黒木一文議員、友井和彦議員のHPを参照されたい。(私のリンク集に、全てそのアドレスを掲載)


町田市議会の改革に関する調査特別委員会調査報告書の全文

 本委員会は、付託された事件のうち、下記付議事件についての調査を報告する



1.付議事件
 (2)議会の情報提供に関する事項

2.調査目的
町田市議会の情報提供、議員定数、調査活動について改革を進め、議会の活性化を図る。

3.調査経過
 本委員会は、平成11年3月3日に設置され設置以降21回の委員会を開催し、調査・論議を重ねてきた。
 まず、(2)議会の情報提供に関する事項を次のような項目に分け、全国の同規模市及び近隣市の動向等の資料を収集しながら調査・検討を行った。
1.会議の放映
2.資料の提供
3.議会のホームページ開設
4.より開かれた議会にするための土曜・日曜・夜間議会の開催
5本会議・委員会記録のインターネット化について
6.フロッピーの複写化について
7.視察

 また、平成12年10月11日から13日までの3日間の日程で、富山県魚津市、富山県小矢部市、及び大阪府大東市への視察を行い論議を深めた。
 以上のような協議を行った結果、平成13年1月24日の特別委員会においては「とりあえず、テレビ放映を現議員の今任期中に放映ができるようにするというような方向で進める。」という調査結果を全員一致で可決し、また平成13年2月16日の特別委員会においては、「本会議のテレビ放映を行う。放
映場所については、まず本庁舎に設置する。」、「議会の各委員会の行政視察に当たっては、委員の報告文を行政視察報告書に添付する。」という調査結果を全員一致で可決し、平成13年第1回定例会で委員長報告を行った。

今回、平成13年5月7日の特別委員会においては、4件の調査結果をすべて全員一致で可決した。
以上7件の調査結果は下記のとおりである。

 4.滑査の結果
    [1.議会の放映]
        1・とりあえず、テレビ放映を現議員の今任期中に放映ができるようにするというような方向で進める。
        2・本会議のテレビ放映を行う。放映場所については、まず本庁舎に設置する。

    [2.資料の提供]
    [3.議会のホームページ開設]
    [5.本会議・委員会記録のインターネット化について]
        3・本会議・委員会記録のインターネット化については、できるところからインターネット化していく。
        4・議会の予定等については、インターネットにより情報提供を実施していく。

    [4・より開かれた議会にするための土曜・日曜・夜間議会の開催]
        5・土曜・日曜・夜間議会の開催については、開かれた議会という観点からたいへん重要である。
          市民への情報提供という意味で、土曜・日曜・夜間議会の開催を実施することが、望ましい。

    〔6.フロッピーの複写化について]
        6・フロッピーの複写化については、フロッピーの複写化を行っていく。

    [7.視察]
        7・議会の各委員会の行政視察に当たっては、委員の報告文を行政視察報告書に添付する。

  平成13年(2001年)5月7日

            .町田市議会の改革に関する
             調査特別委員会委員長 大 塚 信 彰

議長  中 里 猪 一 様

* 報告書は以上のとおり。丸数字を、括弧がきに改めた。
* 項目の番号については、審議の過程で統合したものもあり、数字が飛ぶものがある。