● 一般質問 小中学校における小動物飼育に対する考えについて
◎ 質問主旨と作成経過
(質問作成経過と主旨)
平成12年9月議会の一般質問は、2項目。一件は、このタイトルの「小中学校における小動物飼育に対する考えについて」と題するものです。私が住んでいる地元の町田市南第四小学校は、沢山の小動物を飼育することによって、子どもたちに優しさをはぐくむ教育に重点を置いています。また、大蔵小学校では、校内の井戸を掘り、地下水を汲み上げてホタルの飼育を行っています。
これらの試みをもっと充実するためにどのような対策が必要か、もっと他の学校にも拡大できないか、今後のパソコン教育の拡大・英語教育の拡大で、このような取り組みはないがしろにされないかを尋ねました。
この質問作成と取材は、インターン生の服部高宏さんが全面的にやってくれましたので、彼が書いてくれたまとめをもって、要旨とします。(なお、最後には、彼が書いてくれた原稿の全文を紹介します−タイトル 吉田勉さんの一般質問原稿)
◎(12/10/12) 参考写真 小動物飼育の餌やりと、お掃除(写真4点−インターン生の服部さんが撮影しもの)
子どもたちは、夏休みの期間も交替で出てきます。
(議会レポートに掲載する全文)−これも、インターン生の服部高宏さんが、全部書きました。
小動物飼育で優しさを 小、中学校で小動物を飼うことは、生徒がいろいろな事を学ぶとても良い機会です。動物の体温を感じることによって、命の大切さ、尊さを感じられますし、えさやり、水やり、そうじをすることで、生徒の心に責任感が芽生えると思います。また、人間以外の生き物を観察することで、他の動物に対する慈しみを感じるようになります。そして、生徒の心に優しさが生まれ、どんな人間に対しても心を開いて、仲間になることができるようになると思います。また、マンションやアパートに住んでいて、家で小動物を飼うことができない生徒も多いので、学校で小動物を飼うことは、教育上重要です。 したがって、議会の一般質問で小、中学校での小動物を取り上げることにして、2校の小学校に見学に行ってきました。
小中学校の小動物飼育町田市立第四小学校では、飼育委員だけでなく、4,5,6年生が、学年ごとに担当する小動物の世話をして、直接小学生に話を聞くことができました。大蔵小学校では、平成十年から、井戸を掘り、餌になるカワニナを育てて、蛍の飼育をしていました。さらに、井戸水で赤米を栽培して、わらじ作りも体験しているそうです。
休日や、実費の手当て 見学に行った町田市立第四小学校では、校長先生に、小動物飼育における問題点を お聞きしました。 市に対する要望として、休日に生徒を登校させないようにするために、管理員を派遣してほしい、餌代を増やしてほしい、獣医と市の連携を深めてほしい、などがありました。
◎ 見出し
1 質問の主旨
2 答弁の主旨
3 今後の展望
4 今後の課題
5 資料 :吉田勉さんの一般質問の原稿(議員インターン生 服部高宏さんが全部書いた)
1 質問の主旨
前文の服部さんの文章をごらん下さい。
2 答弁の主旨
質問主旨は、理解されているのですが、具体的な答弁となると、不明な点が出てきます。
町田市南第四小学校で取り組まれている、小動物飼育に対しては、教育委員会の理解は強いことが明かであった。各学校で「動物の餌代」として支出されているものの保障、特に、多数の小動物を飼育しているね上記の南第四小学校の休日の人的な保障体制−つまり、今後とも予算措置が必要と言うことについて、具体的な支出項目があげられたことが前進であった。
動物の病気などの際、関係ある獣医にボランティア的な依頼をしている点の解消については、明確でない部分があるが、学校での要望予算としてあげられるならば、必要措置としてとられることだろう。
総合学習の進展で、パソコン教育・英語教育の新設や拡大が予測される中、やさしさを育てる、小動物の飼育教育の取り組みは、一定の予算や時間を手当てすることが確認された。
3 今後の展望
町田市南第四小学校で取材をした小学生について、驚いたことがある。私の感じでは、夏休み中の動物飼育については、いやいや出校だと思っていたが、希望者の委員が互いのスケジュールをたてて、出校を楽しみにしていたことである。取材の日、大半の生徒が時間前に集まっており、ある種の感動を覚えたものである。
同様に、植物の水やりを担当していた生徒もいましたが、自分たち全員で学校を支えている感じを持ちました。
意義深い取り組みであるが、文部省の推進事業としてあったものも、まわりの関心が薄れていくと、直接に関係するものは大変な労力を必要とすることになる。大蔵小学校のホタル飼育にしても、当時の校長の努力と近隣住民の協力でスタートしたことだが、日常的な支援を地元に御願いすることは、大変な作業となる。現実には、一部教師の時間を省みない取り組みが、この夢ある教育を支えていると言って過言でない。
質問では取り上げなかったが、この種の取り組みに対して、市長がねぎらいの言葉をかけるなど、少年世代への目線を筆要しているのではなかろうか。
4 今後の課題
最近、近隣の小川小学校で、井戸をほってトンボを育てようと言う話を聞いた。近隣の有志が提唱していることのようだが、いざ実行するとなると、数十人の人手を必要とする。有志の努力だけで進んでいくのか、学校の総合学習の中で、基幹的な取り組みとして位置づけるか、推進する立場を見守りたい。
予算削減のあおりで、教育予算も厳しくなっている。今回の質問で思い立ち、市長への予算要望として、小・中学校の「運動会・学芸会など」への必要予算を組むように依頼した。あまり、関心を持たれない分野である。
◎ 資料:吉田勉さんの一般質問の原稿(議員インターン生 服部高宏さんが全部書いた)
現在、小学校では、不登校、学級崩壊がおこり、中学校、高校では、いじめや残酷な少年犯罪が増えてきています。そのような問題を解決するには、子供の教育が、大変重要であり、見直す点もたくさんあると思います。
そのような考えで、今回の一般質問では、小中学校における小動物飼育、植物栽培について取り上げることにしました。
小動物を飼うことは、生徒がいろいろな事を学ぶ良い機会だと思っています。命の大切さ、尊さを感じられますし、えさ、水遣り、掃除などを通して生徒の心に責任感が、芽生えてくると思っています。また、人間以外の生き物の生態を観察することによって、他の動物に対する慈しみを感じるようになるでしょう。そして、子供たちの心にやさしさが、生まれ、どんな人間に対しても心を開いて、友達になることができると思っています。
植物栽培も小動物と同じように、水遣り等による責任感が、生まれます。また、野菜や果物を栽培することによって、普段食卓に上る食材が、スーパー、八百屋に並べられる前にどのような姿をしているのか観察することができ、食生活への理解が増すでしょう。さらに、土に触れる事によって、ストレスが解消され、いわゆる「キレル」子供を予防することができるのではないかと考えています。
また、小動物飼育、植物栽培以外でも、町田市の中では、大蔵、大戸小学校では、蛍飼育など独自の取り組みが、行われています。大蔵小学校では、地下百三十メートルにわたって、井戸を地域住民の協力で掘りました。そして、井戸水を学校内で水路にめぐらし、田んぼや水たまりを作り、蛍のえさになるカワニナを育てています。年一回の蛍観賞会のために生徒や教師が、様々な努力をしています。
今では、自然がしだいに破壊されてきているため自然に触れる機会も減り、マンションやアパートに住んでいる生徒は、小動物を飼うことができません。小学校での小動物飼育、植物栽培は、自然を体験する大切な勉強だと考えていますが、市長は、どのようにお考えでしょうか。
次の質問をします。私が、町田市の小中学校の飼育状況を調査したところ、小学校においては、ウサギとニワトリを合わせて、十羽以内が平均的になっていまして、中学校では、ほとんど飼育がなされていません。私は、町田市のなかで小動物の種類や数が多い町田市立南第四小学校に見学に行き、夏休みに小動物の世話をしている小学生に話を聞いてきました。この小学校では、4年生が、小鳥、5年生が、くじゃく、6年生が、あひると学年ごとに担当している小動物が決まっていて、全員が順番で、夏休みも世話をしていました。どの生徒も自分から積極的に世話をしていました。特に飼育委員は、やる気に満ち溢れていて、熱心でした。低学年の生徒も、休み時間に自由に動物に触れ合うことができるそうです。このような事ができるのは、動物の数や種類が多いからだと思います。市長は、他の小学校でも小動物の数や種類を増やすつもりがあるのでしょうか。
また、小学校におきまして、総合学習の時間などで、パソコンや英会話の授業が、行われるようになってきました。英語も小学校から学ぶことにより、日本語と同じように話せるようになり、将来国際社会で活躍できる人材を育成することは、大変重要な教育です。パソコン教育も、IT時代において、小学生のうちから、インターネット、eメールを使いこなし、文章作成もできることができることが求められる時代になってきました。しかし、小動物飼育、植物栽培も最初にいったように大切な教育です。市長は、パソコン、英語教育の拡大と小動物飼育の充実との関係をどのように考えているのでしょうか。
最後に、休日に小動物飼育専門の管理員を派遣するつもりはあるのかということを質問します。休日に生徒を通学させると事故に遭う可能性がありますし、飼育員に正しい飼育の仕方、生態を教えてもらうことによって、より動物についての理解が深まると思うからです。以上、4点についてお答えいただきたいと思います。
「一般質問 小中学校における小動物飼育に対する考えについて」の記事は、この行で終わり。